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XS650(XS1B) エアクリーナの再生

とりあえずエンジンがかかるようになったので、ボロボロのエアクリーナを何とかしないといけません。調べてみると今でもこのエアクリーナエレメントは純正部品が出ます。ヤマハさん偉い!!

でも1個が3,465円もするのでとても買えません。GX250にならって自分で再生することにしました。ヤマハさんごめんなさい。


ここには再生前のエアクリーナ画像があります。

現状です。紙の部分は所々ほころびて居ますが穴までは空いていないようです。鉄板のフレームには少し錆が出始めています。キャブ側のスポンジは縮んで硬化しています。


ここには分解したエアクリーナ画像があります。

分解してワイヤーブラシで浮き錆を落としたところです。フィルターを接着していた接着剤は少しだけ弾力のあるタイプでした。GX250のスポンジを固定していたのもそう言うタイプでした。

再組立にはエポキシを使うかスーパーXを使うか悩みましたが、振動を考慮してより弾力性のあるスーパーXで組み立てる事にしました。


ここには塗装した骨組みの画像があります。

スーパーXを隅肉溶接的に使って各部品を組み立てます。硬化後にラストマスターの銀色をスプレーしました。当初の予想よりも綺麗に出来てます(^^)。


ここにはレンジフィルターの画像があります。

フィルター材はレンジフィルターを使うことにしました。GX250に使ったスポンジのフィルターも残っていましたが、同じ材料では面白くないし、こっちの方がさらに安いし入手性も良いので今回はこっちです。

このパックでXS650のエアクリーナエレメントを6個(3台分)くらい製作できそうです。


ここには完成したエアクリーナ画像が有ります。

フィルター材の幅をフレーム内幅よりも1割ほど広く切断して巻き付けていきます。吸入抵抗は口を当てて「スースー」して確認します(笑)。

いい感じに巻き終わったので最後を接着剤で固定してほどけないようにします。後日の交換や吸入抵抗の調整の為にほぐすこと等を考慮して、周囲は3点ほどしか接着していません。

キャブ側のスポンジゴムは5mm厚を使いました。オリジナルを剥がした物は2.5mmくらいだったのですが、たぶん縮まって居るのと中でカタカタ踊っていたのを考慮して厚めにしています。


装着した感じはぴったりでした。スポンジゴムの5mmが丁度良い感じです。吸入抵抗などに関しては、実走を繰り返さないと解りません。口で「スースー」した感じでは悪くない感じです。


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