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GX250 サイドスタンドの溶接

エンジンとブレーキが生き返ってソロソロと動き出したGX250。実用化への最大の難関はサイドスタンドが無いことでした。

只で貰ったバイクなので文句は言えませんが(というかそう言う部分があるから只でくれたのか・・・)、毎回メインスタンドを出すのは面倒なので、適当な部品を集めて修理することにしました。

準備した材料と機材は解体屋からXS250用らしいサイドスタンド、いつかレーサーを作ろうと取っていたTX650のフレームから切り出したサイドスタンドブラケット、直流化改造済みの100V溶接機です。


ここにはサイドスタンド仮固定中の画像があります。

溶接前の仮固定状態です。写真で解るようにパイプフレームの上にもう一枚2.3t程度の板が取り付けてあります。オリジナルのブラケットはこの板に溶接してあったようです。

フレームのパイプ(STKM13くらい?)に直接溶接であれば、変な溶接機を使って自分でやろうとは思いません。しかしSS400?の2.3tにS25C??のブラケットを溶接するくらいなら私にも出来るでしょう。

本当はエンジンを降ろしてやりたかったのですが、面倒なのでエンジンは載せたままやってみることにしました。子供にはきちんと段取りをしてから作業しろと言っているくせに、自分には甘い駄目な父親です(笑)。


ここにはサイドスタンド仮固定中の画像があります。

こっちは裏側。どの程度付くか不安もあります。しかし外れてしまっているオリジナルの溶接跡をまじまじと見れば、ほとんど溶け込んでいない素人以下の作業です。大メーカーがこれなら安心です。

この後、溶接棒を曲げたりして相応の苦労をしながら付きました。普段偉そうな事を書いているので、完成写真は恥ずかしくて見せられません(笑)。と言うか、すぐに色を塗ってマフラーを付けたので撮影を忘れてしまいました。


ここには溶接後のサイドスタンド画像があります。

後で撮影してみました。とりあえず溶け込んでくっついては居るようですが、小さなビードが重なって汚いです。やっぱりエンジン外して新しい大きめの溶接機でやれば良かった・・・


サイドスタンドのおかげで、口では言い表せないほど便利になりました。心配したバンク角も慎重に位置決めしたおかげで、取付前と同様にマフラーの一部が先に接地するままで、サイドスタンドがネックにはなりませんでした。

この作業の後、やはり厚めのブラケットの溶け込みが悪いことが気になって、新しい溶接機を買いました。60万円のTIG・・・では無くて1.6mm-3.2mmまで使える9,800円のやつ。一応こんどのには電流調節のハンドルが付いているので上級機種です。値段は9,800円ですが。。。


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