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似非アスリートの玄海100キロ(屁理屈編その2)

明後日に迫ってしまった玄海100km、どういったレース展開でいくのか決めておく必要が有ります。経験が皆無なのですから、計画性もなく走り出すとキロ4分台で入って後半潰れるような展開になるのは見えてます・・・

とりあえず目標タイムを12時間としました。05:00スタートなので17:00ゴールです。キロ換算では7分12秒。5キロで36分。10キロで1時間12分。時速なら8.33km/hです。

ペース配分は距離に対してイーブンペースとします。最初の30kmには見坂峠や間夫峠が有りますが、元気なのでここもイーブンペースで走ることにします。したがって峠の登りではすこし心拍が上がるでしょう。


次にエイドや補給のタイミングです。玄海は小さな手作り大会なので2.5kmや5kmおきの給水など有りません。エイドは20km、50km、60km、70km、85kmだけです。とくに前半の峠区間は筑豊の田舎道なので自販機もほとんど有りません。有ったとしても売り切れや故障の可能性も有ります。そこでハイドレーションシステムを持参することにしていますが、これにどれだけ詰め込むのか、どのタイミングで補給するのかが問題です。

あまり重くしたくないのですが、重さによるロスよりも脱水気味で体調不良になったときのロスの方が遙かに大きいので、前半の危険な区間はフルに装備することにしました。スタートで2L準備し、20km地点で2L補給する、40km地点以降は宮田や赤間の街を通過しますから、コンビニや自販機が期待できます。これ以降は軽量化の為に1Lとします。これは晴れの場合で、雨の場合は今までの試験結果から水の量を約半分に減らすことが出来ます。


次は補給食です。私の体重と装備を合わせると全備重量は55kg程度になります。この状態で10km走ると消費するエネルギーは550kcalです。100kmもの間グリコーゲンは持ちませんから、エネルギー収支がプラマイゼロになるように補給し続ける必要が有ります。

とりあえず水の代わりにポカリスウェットを使えば1Lあたり原液で288kcalを摂取できます。パワーバーの類でコンビニでも購入可能な物は明治のパーフェクトプラスが有ります。これは1本で200kcalです。したがって10km走る間に、ドリンク原液を1Lとパーフェクトプラスを1.5本くらい食べるか、ドリンク原液0.5L相当分とパーフェクトプラスを2本くらい食べる必要が有ります。

その他の可能性が有る食事としては菓子パンやおにぎりがあります。菓子パンは意外とカロリーが高く1個で350-450kcalくらい有りますので、エイド毎に2個も3個も食べると取りすぎの可能性が出てきます。取りすぎると血液の仕事が内臓に多くを取られてしまい、走る方への供給がおろそかになりそうです。菓子パンなら1個にしておいた方が良さそうです。おにぎりはせいぜい120kcal程度だし、塩分も補給できるので2個くらいつまんでも良い感じです。

全ての補給食を持参するのは無理だしエイドも有るので、コンビニがある40km地点までの補給食だけを持参することにしました。パワーバー、パーフェクトプラス、カロリーメイトなどを800kcal分用意しておきます。この後は10-20kmおきにコンビニかドラッグストアが有りますから、そこで購入することにします。


最後に靴やウエアの問題が有ります。雨で無ければランパンに化繊のTシャツ。雨ならタイツに長袖シャツの予定です。雨具はウルトラの定番?ゴミ袋を買ってきました。

GPSはGeko201を使います。電池のことを思うとGeko301をコンパスOFFで使うべきですがGeko301は色が地味で目立ちません。私はGPS屋の社長であり営業担当でも有りますからGPSのPRや啓蒙活動を行わなければなりません。そう言う意味では派手でアピール力抜群のGeko201を使わざるを得ないのです。たとえ途中のコンビニで電池を入れ替える必要が有っても(笑)。

靴は今も悩んでいます。これに関しては別に書こうと思います。


だいたい決まりました。まあ何とかなるでしょう。

今回の目的は初めてのウルトラを経験することです。無理をして良いタイムを出したいとは思っていません。次の日は仕事だし次に向けてのトレーニングもしなければなりません。この大会だけで消耗しきるわけにはいかないのです。

とは言っても、無理をしないでウルトラを完走できるとは思っていないのですが(笑)。


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