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似非アスリートの玄海100キロ(屁理屈編その1)

勢いで申し込んでしまった玄海100キロウルトラマラソン。ウジウジしているうちにコース説明が郵送されて来ましたのでカシミールを使って国土地理院の地図(山旅倶楽部)上にプロットしてみました。

ここには玄海100キロのコース図が有ります。

ううーーん、広い。長い。。。しかも前半のルートは筑豊の山の中です。高校生の頃この辺りの道をバイクで走り回っていました。気持ちの良いワインディングロードです。30年も経ってから自分の足で走ることになるとは夢にも思いませんでした(笑)。

ちょっと怖いけど気になって仕方ないので起伏のデータも出してみました。

ここには玄海100キロの起伏グラフが有ります。

予想通り厳しいコースです。50mメッシュの数値地図とカシミールによると、累積標高差は1331mも有ります。平地を100km走るだけでもきついのに1331mも登らないといけません。しかも資料をよく読むと勝浦から先は海岸の砂浜を走れと書いてあります。固定エイドは5カ所しかありません。

このコースを考えた人は、かなり性格悪いですね(笑)。
参加費が安い事と実家の近くなので宿泊費が要らない事だけを理由に、初ウルトラにこの大会を選んだ私も負けないくらいオバカですが。。。


敵が或る程度解ってきたので、自分を分析してみます。とは言ってもウルトラどころかフルよりも長い経験が無いのですから分析のしようがありません。そこで自分に近い人の成績を検討することにします。

初めに玄海の成績表を探しましたが見つかりません。これに関しては主催者の考えとして、タイムや順位を競う大会では無いという意向が有るように思えました。

個人のページを探しましたがマイナーで新しい大会と言うこともあり、ほぼ皆無です。唯一広島のレースで一緒に走ったこともある「なべさん」と言う方のタイムが解りました。2002年に12時間21分で完走されています。

なべさんはハーフやフルでは私よりも少し早いグループに属します。しかも萩往還250kmを完走したり、阿蘇カルデラのベストが10時間36分34秒と言うウルトラにも強い人のようです。

なべさんにメールを出してみると、かなり厳しいコースだと返事が返ってきました。小銭を用意してコンビニや自販機を活用するようにアドバイスももらいました。12時間21分は調子が悪かった訳ではなく、阿蘇よりも厳しいと言うことかもしれません。ガーーン!

この時点で自分のポジションが見えてきました。ネガティブに考えると最善でも13時間、経験の無さを考慮すると時間外完走すら危うい感じです。しかしポジティブな考えをすると少し違ってきます。

マラソンを走り始める前は低山を何時間も小走りで縦走していました。自転車にも乗っているのでランだけの選手よりも別な筋肉が付いておりタフな脚のはずです。水や食料を補給しながら長時間運動する経験も有ります。なべさんとみかずさんよりも10kg以上軽量です。消化器官や関節などは鍛えにくい部位ですが、軽量であればこれらにダメージを与える必要熱量や衝撃力が少なくて済むことを意味します。私の特性として10kmもハーフもフルもあまりペースが変わらないから、100kmでも極端に遅くならないはずです?。。。etc.

色々悩んだ末、目標を12時間に設定することにしました。イーブンペースで行くのか、行けるところまで行って貯金を作るのかは後で考える事にします。


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