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福智山ランニング登山

2003年の5月10日に福智山に登ってきました。この週末は所用で福岡の実家に帰省していたのですが、ちょっとだけ時間が取れたので以前から登ってみたかった福智山を走ってきました。

ルートは内ヶ磯から大塔の滝を経由して山頂までのルートにしました。実家が宮田町なのでここが一番素直なルートだったことと、新しく建設中の福智山ダムを見てみたかったからです。もう一つは高校時代にトライアルバイクで走った(ごめんなさい、もうしません)林道をもう一度通って見たかった想いも有りました。

ここには登山ルート画像が有ります 本データ作成には「山旅倶楽部」の地図データとカシミールを使用しました。


登山中のGPSデータや位置情報を含んだ画像は、以下のファイルに纏めています。適当なフォルダに解凍し、デジカメプラグインをインストールしたカシミールでご利用下さい。

fukuchi.lzh(4,842KB)


GPSに関しての考察です。

ここにはGekoのGPSデータが有ります

今回のGPSはGeko201を使いました。記録頻度はオートの最高としています。記録点数としては全行程で888点です。Gekoには10,000点の生ログが記録できますから、今回のような山行なら10回分のデータがそのまま保存できることになります。

装着場所は左の肩の上です。ホルダにはモンベルの新しいXSサイズのケースを使ってみました。これはGekoを肩の上に装着する為に作られた様なケースで、今回の用途にはぴったりです。強くお勧めできます。

上記のデータは登りのデータですが、数カ所で高度が変わらずに水平移動している部分が有ります。この部分は3D測位が出来ずに2D測位になってしまった事を意味します。

今回は行きも帰りも、一部2D測位は有りますが全行程を連続測位することが出来ました。これは新緑の季節の低山を考慮すると、悪くない結果と思います。少なくともGekoの受信能力は、従来の機種と同等には確保できています。

ただしGekoの画面は小さくて荒いです。歩きながら軌跡と地図を比べたりするのには苦労します。しかし本体はどの機種よりも小型で軽量です。記録と要所要所での確認のみに割り切ることで、Gekoの特徴を最大に活用することが出来ると感じました。


ここには装備品の画像が有ります

今回のザックの中身です。これとは別に身につけた物として、ランパン、Tシャツ、靴下、ジョギングシューズが有ります。ジョギングシューズはアシックスのターサーにしました。

内訳は、Kappaのランニング用ザック、モンベルのXSケース、Geko201、カシオEX-S1、タイツ、自転車用長袖ジャージ、補給食(840kcal分)、飲料(スポーツドリンク1500cc、288kcal分)、タオル、救急用品、トイレットペーパー、お金、サングラス、ペン、GPS予備電池、地図です。

モンベルのケースは写真の向きに取り付けると走ってもずれません。位置は肩の頂上よりもザック寄りにします。開口は前向きです。そしてGekoはアンテナを後ろに向けて入れます。色々やっていますが超薄型のザックの場合、eTrexやGekoはこの方式が一番良いみたいです。

今回はデジカメのケースを用意せずにザックに入れたり手に持ったりして走りましたが、面倒ですし安全の面からも腰か右の肩ひもにケースを装着して両手を開けるべきと感じました。

補給食は640kcal分を摂取し、飲料は登山中1000cc(192kcal)、帰りの車中で500cc(96kcal)を摂取しました。合計の摂取熱量は928kcalです。一方エネルギー消費は、56kg(体重+装備)の体重で約3時間のLSD相当分として1240kcal、累積標高1130m相当分として146kcalを加えると全消費熱量は1386kcalとなります。

熱量の収支では458kcalのマイナスとなりました。純ランニング消費分の見積が多少多めとしても、昼食と重なっていることも考慮するともう少し食べた方が良かったかもしれません。


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