RIGHT STUFF, Inc.

Right Stuff Wrong Stuff


自転車にGPSを取り付ける

ハブダイナモでGPSを駆動する試験中の写真です。

シマノの新型ハブダイナモは従来型よりも中央部が肉抜きされており、見た目がかなりスマートになっています。ロードレーサーに付けても、極端に重々しい雰囲気にはならないのは美点です。

装着しているのはPanasonicが販売している完組ホイールで、リムはマビックのオープンプロ(36穴)と組み合わせて有ります。今風の格好良さは有りませんが、ベーシックで私は好きなリムです。32穴で色も自由になれば言うこと無しです・・・後輪と色が違うのは。。

ここには自転車にGPSを装着した写真があります


真上から撮影してみました。フライトデッキは将来的に撤去する予定ですが、現在は検証のために装着しています。RAMマウントのアームがかなり前方に伸びているのが目立ちます。

GARMIN純正のマウントだとGPSはハンドルバーの真上に付きます。この方式が一番軽量でスマートですが、実際に漕いでいるときは頭が上を覆う感じになります。RAMの場合は前方に伸びていますから頭よりも少し前に位置します。

この位置の差は液晶の見やすさと受信感度に影響し、RAMの方が感度も見やすさも純正品を上回っています。特に向かい風の時にハンドルの下を持ったときや登り坂で立ち漕ぎをしたときは差が顕著です。

また純正品はショックがダイレクトです。このショックを一カ所で受け止める裏蓋を止める本体内部のカム部分がへたってくる事があります。歩道を走らざるを得ない人やオフロード乗りの人にはお勧めできません。

ただ、RAMの形はロードらしいストイックな美しさとは対局に有ると感じますので、気になる人は同じような位置に自作品で固定した方が良いかもしれません。

ここには自転車にGPSを装着した写真があります


構造が解る下からの撮影です。RAMのUボルト方式だと通常ハンドル左に付けているライトと干渉するので、ステムのキャップの上に重ねて止めて居ます。キャップボルトが2本のタイプなら同じ事が可能でしょう。高級な4本のタイプの場合は何らかの工夫が必要です。

初めはキャップを外してRAMの取付け座そのものでハンドルを押さえていたのですが、これはあまりに怖かったので今の方式に変更しました。ボルトは六角穴付きボルトの少し長い物に交換しています。

RAMのアーム下に止めてあるのが実験中の3Vレギュレータユニットです。最終的には小さなケースに入れて、GPSホルダの下あたりに固定すると綺麗に収まりそうです。あっ、ライトも一緒にしたいなぁ。。。

ここには自転車にGPSを装着した写真があります


このボタンは、目次に戻るリンクです。