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Forerunner201に出来ること


自分の走る速さ、走った距離が解ります

ここにはForerunnerの画面があります ランナーにとって待望の機能です。走っている今の速さが解ります。しかも時速何キロ表示だけでなく、キロ何分何十秒に相当するかの表示も可能なのです。このありがたさは実際のランナーで無いと解らないですね。

上の画面では上段に大きくリアルタイムペース表示。下段左にタイム表示。下段右に距離表示がされています。

距離表示の無いコースを走っても、この画面を見るだけで、スタートから「何分かかって」「何キロ走って」「今のペースがキロ何分相当なのか」が瞬時に解ってしまいます。


自動的にラップを計測してくれます

ここにはForerunnerの画面があります

ForerunnerはスポーツウォッチとGPSが融合した商品です。その特徴的な機能がこのオートラップ機能です。400mでも1kmでも構いません。設定した距離に達すると、自動的にラップを計測して記録します。

上の画面は記録されたデータを確認しているところです。1km毎に記録する設定で、LAP4の詳細を見ています。この区間を5分0秒で走り、65kcal消費した事が解ります。

GPSが距離を判断して自動的に計測してくれますから、ランナーはラップボタンを押す必要がありません。距離表示の無いウルトラマラソンで1km毎のラップデータを記録することも可能です。


仮想の相手と競争出来ます

ここにはForerunnerの画面があります

楽しいだけでなく、一人で走るランナーには良き練習相手となる実用的な機能です。マラソンのペースメーカーそのものですが、レースで使うと少しずるいかもしれません。

画面の上が仮想の相手です。下が自分です。下半分には相手と自分の距離が出ます。今は相手に負けているので背景が黒で54mと表示されています。

距離やペースは自由に設定可能です。「フルマラソンを3時間10分で」「10kmをキロ3分20秒のペースで」「キロ8分のペースで5時間」などと・・・

アイコンはランナーのままですが自転車でも使えます。「50kmを35km/hで」等と設定してみると楽しめます。オートストップのサイクルコンピュータには無い、冷酷な苦しさが味わえます。

この機能が有れば、一人でキツイペース走が出来るかもしれません(笑)。また、クラブに1台有ればロード練習などで大活躍するでしょう。部長先生、高いストップウォッチを買うよりも、これ買った方が絶対にいいです。


インターバルの指示が出せます

ここにはForerunnerの画面があります

仮想の相手はペース走にピッタリですが、インターバル練習の指示を出すことも出来ます。左の画面はその設定画面です。

負荷と休息のバランスやタイミングを、それぞれ距離や時間で自由に設定可能です。たとえば1000m走って30秒休み、それを10本繰り返すなどと。


消費カロリーが計算出来ます

ここにはForerunnerの画面があります

Forerunnerはランニングや自転車だけではなく、ウォーキングや軽い散歩に活用してダイエットのカロリー管理に活用することも出来ます。

Forerunnerを使い始めるときに、自分の体重を入力します。すると毎日のランニングや散歩の距離・速度に応じて、消費したカロリーを計算して表示する機能があります。

上の画面は過去のデータを見ているところです。2月19日に12.29kmで762kcal消費していることが解ります。食事が平均的なら、ショートケーキ2個くらい追加しても良いことが解ります(笑)。


軌跡や速度変化をPCで確認できます

ここにはForerunnerで採取した速度グラフがあります。

Forerunnerで記録したデータ中の時刻と速度の関連を、無償公開されているForerunnerLogbookと言うソフトで表示させた例です。他のソフトと同じように、カシミール上の地図に軌跡を表示させることも可能です。

この機能には以下の注意点がありますから、十分に挙動を理解してご活用下さい。

軌跡が記録されるのはストップウォッチで測定している間だけです。GPSが測位中であっても、計測を停止している間の軌跡は保存されません。

ストップとスタートを繰り返して測定した場合、軌跡データは繋がって記録されます。1分+5分+45分+15分と何回もストップと再スタートを繰り返して計測した場合、時計は1時間6分の表示になっているはずです。この様な場合は軌跡データも1時間6分の軌跡として保存されています。

保存される軌跡データには制限があります、ランニングの場合最新の約40km区間だけです。自転車の場合は最新の約80km区間だけです。それより古データは順次廃棄されて失われます。

放っておくと失われる上記のデータを救うには、若干面倒ですが次の方法があります。ランニングであれば40kmより手前で計測をストップします。そしていったんゼロリセットします。次に計測を再スタートします。無意味な操作に思えますが、ゼロリセットしたタイミングで、それまでの軌跡データは本体内部に圧縮保存されるのです。圧縮されるために若干解像度が落ちますが、失われるよりはましです。

もし100kmのデータを取る場合には、40kmのエードで休憩した時にストップウォッチをリセット/再スタートします。次に80kmのエイドでも同じ操作をします。後はゴールしてストップウォッチを止めるだけです。これで1から40kmまでの圧縮保存されたデータ + 40から80kmまでの圧縮保存されたデータ + 80から100kmまでの圧縮されていないデータが採取できます。あとでカシミール等で接続すれば、解像度にムラはありますが100km分のデータを得ることが出来ます。


記録頻度ですが、Ver3.30では一律に5秒に1点になってしまっています。またオートストップ期間中も測位していればポイントを記録しています。しかも従来のオートモードの利点であった「止まっていればポイントを消費しない」事もありません。止まっていても測位していれば5秒に1点消費してしまいます。

もし、少しでも長い距離を記録したい場合は、Ver2.20にバージョンダウンすることをお勧めします(ただしいくつかバグはあります)。過去のデータ的にはVer2.00の方がもっと記録できていますが、Ver2.00のファームは入手できません。

5秒に1点では3,000点を消費するのに4時間10分しか持ちません。段々とこの様な変更が成されていると言うことは、主たるマーケットのアメリカの要求なのかもしれません。フルに4時間以上かかるランナーや、ウルトラランナーの皆さん。GARMINにもっと長い時間の記録が出来るように楊柳を出しましょう。


まだまだ沢山ありますので、順次追加していきます。