RIGHT STUFF, Inc.DGPS精度検証試験結果
上記は広島市内の公園の一角(20m x 20m)にて、定点観測と移動データの採取を行った際のグラフです。 まずグラフ左下の、東西方向が-0.5南北方向が+1.5の位置に机を設置し、その位置で定点観測を行いました。机を中心に半径5m程度の円内にプロットされたランダムな点が定点観測データです。右上にのびている台形状の二重線は、公園内の小道を徒歩で二周して採取した移動データです。いずれもGPS2+のTrackの記録を1秒間隔で記録させ、測定終了後に純正ソフトのPCX5を使用してPCへ転送しています。 観測環境としては、外部アンテナを使用したため常時衛星を10個程度補足していました。又、ビーコンは約100km離れた瀬戸局をGPS2+の表示にて常時SNR30で受信していましたから、非常に良好な状況にあったと言えます。以前の試験結果から安定してSNR30表示が可能なときは、DGPS補正データの解読率は95〜100%で有る事が解っています。 上記から、GPS2+のTrackLogの分解能は東西方向が50cm、南北方向が60cm程度であることが解ります。又、このクラスのDGPSシステムの記録密度としては、必要以上に分解能が高すぎることもなく、精度と分解能が非常にバランス良く記録されていることが解ります。 上記試験は、H県立林業センター殿のご協力の下で行い、公正を期すため林業センター殿でとりまとめされたグラフをそのまま添付しております。 |